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「食品ロス」をIoTで削減/SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)

「食品ロス」をIoTで削減/SmartMat Cloud(スマートマットクラウド)
  1.  なぜ「食品ロス」が問題なのか?
  2.  「食品ロス」はどこから発生しているのか?
  3.  「食品ロス」を減らすためにどんなことをすればよい?
  4.  まとめ

1.なぜ「食品ロス」が問題なのか?

日本の食品廃棄物等は年間2,842万トン、その内食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」は約646万トン!国連の食糧難に苦しむ方たちへの食糧援助量が320万トンですから、実に2倍もの量が日本だけで廃棄されているのが現状です。

日本は多くの食料を世界から輸入しており、食料自給率はわずか38%しかありません。たくさんの食料を輸入しながら、その多くを捨ててしまっているという悲しい現実があります。問題は、食品を含めた多くのゴミを廃棄するため、多額のコストがかかっていて、また可燃ゴミとして燃やすことで、CO2排出や焼却後の灰の埋め立て等による環境への負荷が問題となっています。

更に、もっと悲しいのは多くの食料をゴミとして廃棄しながら、日本の子供の貧困率は昭和60年10.9%→平成29年13.9%と上昇しており、実に7人に1人は食事に困っているという辛い現実があります。

2.「食品ロス」はどこから発生しているのか?

日本の食品ロス量年間646万トンのうち、事業系は324万トン(主に規格外品、返品、売れ残り、食べ残し)、家庭系は276万トン(主に食べ残し、手つかずの食品(直接廃棄)、皮の剥きすぎなど(過剰除去)が発生要因と上げられます。

実は、家庭から出る「食品ロス」はものすごく多いんですね。また、捨てた理由として、① 食べ残し57%、② 傷んでいた23%、③ 期限切れ11%(賞味期限切れ6%、消費期限切れ5%)の順で多いことが分かりました。

3.「食品ロス」を減らすためにどんなことをすればよい?

2020年からのコロナ禍で、事業系食品ロスの問題は特に深刻さを増しています。今回のコロナの影響によって、イベント中止、店舗営業自粛、休校などが相次ぎ、廃棄を余儀なくされる食材が急増しています。

一方一般家庭では、外出自粛により在宅になることが多くなった昨年から、身近なところから食品ロス(無駄)を減らすための意識が高まっていると感じます。基本は、買物時に「買いすぎない」、料理を作る際「作りすぎない」、外食時に「注文しすぎない」、そして「食べきる」ことが重要です。

食品ロスをなくすために、SmartMat Cloudを利用する

事業者が食品ロスを削減するためには、必要最低限の在庫で運用できるようにすることが重要です。そのためには、システムを導入による在庫管理の自動化を進める必要があります。
在庫管理を自動化して在庫の健全性に保つためには、IoT機器「スマートマットクラウド」を利用する事が有効です。 スマートマットは重量ベースで在庫管理ができるIoT機器であり、現在までに多くの事業者様に導入していただいています。

またフロニカでは、宿泊業・飲食業界の事業者様に「スマートマットクラウド」で食品ロス問題だけではなく、館全体でDXに取組んでいただけるよう推奨しています。業務効率化に繋がる「スマートマットクラウド」を広く認知して頂くために、2022年2月に東京ビックサイトで開催される「国際ホテルレストランショー」のITシステム部門にも「スマートマットクラウド」で出展を予定しています。

4.まとめ

食品ロスを減らすためには一個人の小さな行動も、組織が行う大きな行動も必要になってきます。

  • 家庭での取り組み
  • 外食・宴会時の取組み
  • 地方公共団体の取組み
  • 事業者の取組み

私たちがこれからも安心して美味しいご飯が食べれるように、先進国として出来る事を少しでも皆が意識して変わっていければ良いなと願っています。