スマートマットクラウドは、IoT重量計「スマートマット」の上に載せた実在庫を見える化、在庫管理・発注をクラウド上で自動化するDXソリューションです。2022年もさらに管理の制度・利用意義を高める為、様々な機能をリリースしてきました。
今回は、今年リリースされた使える機能3つをご紹介していきたいと思います。
1:在庫の異常検知機能(22年5月リリース)
スマートマットクラウドで管理している在庫の動きを、機械学習を用いてモニタリング・分析します。
- 通常と異なる変動
- 詰まり在庫の急な過剰消費
- 在庫が消費されていない etc.
今回リリースの「異常検知」機能を活用することで、SmartMat Cloudを介し、以下の様なより高度な在庫管理が可能になります。
- 幅広い在庫を自動でモニタし、急な欠品も未然に防ぐ
- 滞留在庫を圧縮し、在庫適正化を図る
- 高価な部品や材料、商品の盗難を見張る
2:「マット無し在庫管理」機能(22年6月リリース)
スマートマットクラウドのユーザー様の中には、主要部品など重要な在庫をスマートマットに載せSmartMat Cloudにより自動管理し、その他の部品はスプレッドシートなどを使った手動管理を行っている現場も多くありました。
今回リリースした「マットなし在庫管理」機能では、IoT重量計スマートマットを活用して管理していない在庫についても、以下をSmartMat Cloud上で行うことが出来るようになります。これにより、
- 在庫数の手動登録
- 管理画面上での在庫数の一覧・確認
- スマートマットクラウド上から手作業での発注
が可能になります。また最後の手作業発注を行うと、こちらも新たに実装された「入荷管理β」で入荷消込作業を行えるようになり、これまで以上にスマートマットクラウドで商品管理の一元化に役立てるようになっています。
3:スマートマットクラウドからASKULへの発注自動化(22年8月リリース)
スマートマットクラウドはこれまで在庫が設定値を切ると、インフォマートや医療系のサイトに自動発注の設定を連携させることが出来ました。今回は新たに、ASKUL(アスクル)へ自動連携が設定できるようになりました。
アスクルは製造業・サービス業からクリニック・病院まで幅広い業種において、様々な備品や消耗品の発注に利用されています。従来はそれら在庫数をチェックし、少なくなったらアスクルに対しネットやFAXなどで担当者が発注作業を行う必要がありました。今回の発注連携により、それらアイテムについてもスマートマットクラウドで在庫管理から発注まで一元的に自動化することが可能になります。
モノの動きを起点に現場DXを実現するプロダクトへ
さまざまな現場においては、実在庫の数を目視で数え、それに合わせて小まめに発注する必要があるなど、ITツールなどを活用しても自動化が難しく、人手と手間を掛けざるを得ない在庫管理・発注プロセスがまだまだ多くあります。
スマートマットクラウドは、IoTとソフトウェアを組み合わせることで、大がかりなシステム・インテグレーションなど無しに簡単に自動化可能なソリューションとして、現場のDXニーズに応えています。