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【2022年クラウド】在庫管理システム5選を徹底比較!システムの選び方などご紹介します。

【2022年クラウド】在庫管理システム5選を徹底比較!システムの選び方などご紹介します。

在庫管理システムをクラウド型で構築すると、比較的低コストで業務を効率化することが可能です。そのため、多種多様な業種・業態でクラウド型在庫管理システムが普及しています。人手に頼る在庫管理の場合、多くの手間や時間がかかるうえに人的なミスも起こる可能性があります。今回は、在庫管理システムについて概要や特徴、選定ポイントなどを解説します。おすすめのツールも紹介しますので、導入を検討する際にはぜひ参考にしてください。

■目次
  1.  在庫管理システムの主な機能
  2.  クラウド型在庫管理システムの選び方の3つのポイントとは?
  3.  おすすめ在庫管理システム5選!「ロジクラ」「ZAICO」「eee CLOUD」「flam」「SmartMatCloud」
  4.  在庫管理システム導入のメリット・デメリット
  5.  在庫管理システムを導入する際の注意点
  6.  クラウド在庫管理システムのまとめ

◆在庫管理システムの主な機能

在庫管理システムを導入して、入出庫管理機能をはじめとする在庫管理システムの機能を活用することで、適正な在庫管理を維持し、多様化するニーズに対応することが可能になります。

在庫管理システムの機能は各ベンダーのシステムやパッケージによって異なりますが、代表的な在庫管理システムの機能には以下のようなものがあります。

  •  入出庫管理
  •  在庫量の可視化
  •  検品
  •  棚卸調整
  •  在庫分析
  •  データ抽出
  •  マスター管理
  •  受発注

◆クラウド型在庫管理システムの選び方の3つのポイントとは?

 ①自社の課題の洗い出し

 数多くのシステムの中から自社にとって最適なものを選択するには、自社が解決したい課題を明確にし、その課題解決に必要な機能を洗い出すことが重要です。

 各ベンダーが提供するシステムはそれぞれ機能・特徴が異なるため、自が必要とする機能・特徴を備えていなければ、高い導入効果を発揮することは困難です。自社ニーズを洗い出すことは、導入目的を明確にして必要な機能を備えたシステム選定を可能にします。必要な機能はシステムを利用してみて気がつく場合もあります。可能であれば、トライアル機を持っている企業もありますので、実証実験を行えるのであればぜひトライしてみるのも良いでしょう。

 ②自社に必要な在庫管理システムの機能の理解

 在庫管理システムは様々な機能を備えていますが、商品管理だけではなく、販売・仕入れ・会計処理はどこまで必要となるかを明確にしておく必要があります。例えば「ロジクラ」では、入出荷管理と在庫管理は無料ですが、「flam」が備えている仕入管理や帳票印刷には対応していません。同様に、お手持ちの会計ソフトに流用できるのか、等もチェックポイントとなるでしょう。

 また、大量の商品情報を入力したい場合、入力端末でもバーコード入力の他にQRコード等に対応していれば、より入力業務の工数削減に繋がります。他にもECサイトでの在庫管理をする場合はWebサイトと連携が取れるシステムを選ぶなどの工夫が必要です。

 在庫管理サービスを選ぶ際は自社のビジネスモデルや現場の作業体系に適した機能を選ぶことが大切です。

 ③サポート体制が充実しているか確認する

 クラウド型在庫管理システムは、在庫管理データは各端末ではなくクラウド上で運用されます。クラウド上のデータは強固なセキュリティによって保護されているとはいえ、データを社外に委託している以上はデータ漏えいなどのリスクがあります。万が一の時に迅速なサポート体制が提供されるシステムを選ぶことは、ビジネス上重要なポイントです。

 運用サポートが充実した在庫管理システムを見極めるためには、導入実績を確認したり、無料トライアルに登録したりする方法があります。無料トライアルを活用すれば、問題が発生した際にサポートが速やかに解決へと導いてくれるかどうかを見極めることができるはずです。

◆おすすめ在庫管理システム5選!

 「ロジクラ」

「ロジクラ」は、株式会社ロジクラが開発・提供する、クラウド型在庫管理システムです。シンプルな入出荷・在庫管理のみであれば無料で使い続けられる「Freeプラン」が用意されているほか、EC業務を効率化する機能の満載された有料プランも用意。そのプランを選んでも初期費用無料で導入ハードルが低いのも魅力です。

本格的な倉庫管理に対応するロジクラは、iOSアプリを活用した携帯端末での在庫管理が可能なことも特徴。最初からカメラを活用したバーコードスキャン機能が搭載されるほか、出荷担当者が倉庫担当のスマートフォンに指示を出すことも簡単。出荷量・拠点数・倉庫管理機能の有無に応じた3つの有料プランを選択可能です。

 「ZAICO」(ザイコ)

「ZAICO」は、株式会社ZAICOが開発・提供する、クラウド型在庫管理システムです。倉庫会社の効率化のため試作したスマートフォンアプリが原型。「誰でもカンタン!在庫管理をシンプルに」をコンセプトにした在庫管理システムです。

200件までの商品登録と簡易検索に特化した無料プランのほか、iPhone / Android端末でのピッキングリスト作成・納品も可能な有料プランも用意。バーコード・QRコードで簡単在庫管理を可能とした「エントリー」、会計ソフトとのAPI※連携、CSV連携に対応する「スタンダード」、発送業務機能を活用できる「シッピング」を選択できます。

 「eee CLOUD」(イークラウド)

「eee CLOUD(イークラウド)」は、システム開発会社、テービーテック株式会社が開発・提供するクラウド型在庫管理システムです。

「easy(簡単)」「effective(効果的)」「economy(低コスト)」をコンセプトに開発されiPhone   / Android端末のカメラを使った入出荷管理にも対応。データ登録数無制限で活用できます。

「 Quick」プラン=棚卸、複数倉庫管理が可能な他、ユーザー数無制限で使える

「 Lite 」プラン=ユーザー数無制限で使える  

「 Standard 」プラン=受発注管理・帳票出力にも対応する           

※Standardプランであれば、ニーズに応じたカスタマイズにも対応するため、ECサイト と連動したWeb発注システムを構築することも可能です。

 「flam」(フラム)

「flam(フラム)」は、システム開発会社、株式会社フリップロジックが開発・提供するクラウド型販売管理・在庫管理システムです。
販売管理・仕入管理・在庫管理が統合されており、スマートフォンを含むマルチデバイスでの在庫管理を実現。MFクラウド会計とシームレスに連携した統合環境を可能にします。

  • 販売管理機能が充実
  • 多様な仕入管理機能を備える
  • 受払、棚卸、在庫機能などを備えた在庫管理機能

3名までで使える「スタンダード」を基本に、カスタムフィールド、入金消込などの便利機能を追加した「プロフェッショナル」「プレミアム」が用意されています。

 「SmartMatCloud」(スマートマットクラウド)

「SmartMatCloud (スマートマットクラウド)」は、システム開発会社、株式会社スマートショッピング社が開発・提供するクラウド型在庫管理システムです。スマートマット(ハード)に管理品の乗せ、重量センサで管理品を数値化し管理を行います。

「在庫の可視化」「棚卸」「自動発注」が機能としてあり、複数部署の業務を円滑化します。APIも無料公開(100コール/1日)しており、様々なシステム連携が可能になります。製造業・医療・宿泊飲食・サービス業など親和性の高い業種が多く、シンプルな構造であることから多くの導入実績があります。

◆在庫管理システム導入のメリット

在庫管理システムは「クラウド型」がひとつのトレンドです。

クラウド型サービスは、インターネットを介してクラウド上のサービスを利用する仕組みのことです。在庫管理システムのみならず、多くの業務支援システムのクラウド化が進んでいます。クラウド型のメリットを把握し、最適な選択肢になるかしっかりと確認してみてください。

 =低コスト導入が可能=

「オンプレミス型」と比較したとき、クラウド型は低コストでシステムを運用しやすい特徴があります。オンプレミス型で在庫管理システムを運用する際には、システム開発費用やサーバー構築に約数十万~数百万のコストがかかります。

クラウド型は、比較的低コストでシステムを利用することが可能です。また、クラウド上のシステムは基本的にサービス事業者によってメンテナンスが行われます。したがって、クラウド型在庫管理システムにはオンプレミス型のシステムで必要な保守運用にかかる費用は必要ありません。

 =インターネット環境があれば利用できる=

クラウド型の在庫管理システムは、インターネットに接続できる環境があれば、場所を問わず在庫状況を把握したり共有したりできます。

クラウド型システムのサービスはサーバー上で提供されるため、クラウド上の管理システムにログインするだけで在庫状況をいつでも・どこでも把握することでできます。クラウド型は本社と倉庫の距離が離れている場合の運用はもちろん、さまざまな利用シーンに柔軟に対応可能です。

また、クラウド型は仕入先の「在庫を確認したい」というニーズにもスムーズに対応できます。仕入先側にアクセスしてもらい、在庫状況を直接確認してもらうことも可能です。工場や倉庫の在庫情報を簡単に共有可能にするのは、インターネットを利用したクラウド型だからこそできるメリットです。

 =コストダウンを実現=

在庫管理するための専用ソフト・情報を管理するためのサーバー、頻繁な棚卸のための人員と時間は在庫管理ツールの導入によって劇的に削減できます。無駄が見える化により判明し、業務改善に直結します。

また、社外クラウド管理されていることで、社内で万が一の震災や事故が発生しても在庫データは壊れる事無く運用できる点は、危機管理の点からも魅力的です。

◆在庫管理システムを導入する際の注意点

在庫管理システムは、クラウド型商品が主流であり、初期費用が無料で提供されているものもあり極めて低額なため、導入のしやすい点が人気となっています。

データがクラウドにて運用されている以上、自社のサーバが何らかの理由でダウンしても、これまでの記録はクラウド内で厳重に保管されます。ただし、これは同時に自社の大事な管理データが社外で管理されることを意味します。

つまり、提供業者が運用しているクラウドがサイバー攻撃等でダウンすれば、もはやサービスの利用はできなくなります。そのため、クラウドサーバが日々メンテナンスされているか、導入前に提供業者の担当者へよく確認しておきましょう。

◆クラウド在庫管理システムのまとめ

本記事では、おすすめのクラウド型在庫管理システムを目的ごとに厳選して紹介するとともに、クラウド型を選択するメリット、他の導入形態との違いや、最適な在庫管理システムの選び方を解説してきました。

クラウド型在庫管理システムは気軽に導入しやすいメリットがありますが、必ずしもすべての企業・店舗に最適だとは限りません。パッケージ・スクラッチも含め、自社にとってなにが最適なのか?広い視点で検討や見極めを行ったうえで、ご検討ください。