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導入事例

スマートマットクラウドで工場DX化を推進₋在庫管理だけじゃないスマートマット利用法で環境整備を推進₋

スマートマットクラウドで工場DX化を推進₋在庫管理だけじゃないスマートマット利用法で環境整備を推進₋

今回は、先日株式会社フロニカ(本社:京都市山科区)からスマートマットクラウドを導入いただいきました株式会社昭栄製作所(本社:大阪府藤井寺市)取締役 管理資材部長の眞柄様に昭栄製作所様で抱えていた課題や導入の経緯導入後の感想などのお話をお伺いいたしました。

貴社の事業内容についてお伺いできますでしょうか

―眞柄様― 私共、株式会社昭栄製作所は1973年創業の配管支持金具メーカーです。配管支持金具とは、配管を建物に固定する金具の事で、その製造及び販売を行っています。

「よりよい商品を早くご提供する!」弊社では、ベテラン職人と若手社員がチャレンジ精神を持って取り組んでおり、現在3か所の製造拠点で1,000品種以上の配管支持金具を生み出しております。規格品からオーダーメイドの製品まで幅広く製造しているため、それらを作る資材在庫は数万点に上ります。資材1つの重さが1gを切るような小さなモノは、1,500個/1箱の入数となってくるため、帳簿在庫と実在庫の整合性をとっていくのは至難となっておりました。

スマートマット導入前の在庫管理状況について

―眞柄様― 今回、スマートマットクラウドの導入を決めたのは、3つの製造拠点の内の大井工場(本社)で導入を決めました。大井工場だけでも、数千品目・数万点の資材在庫を抱えており、在庫管理をするだけでも相当な負担となっておりました。

当社では、工場内で使用頻度の高い資材約200品目を、施設中央に設置された4つの棚に集約しており、そこから必要な資材を職人が取って製品を製造するオペレーションとなっています。ただ、その棚には本当に使用頻度が高い資材が置かれているのか、どのくらいの量が置かれているのかは正直管理ができていないのが現状でした。ある程度、職人が使いやすいように資材が置かれているような状況で、置かれているのが忘れられているモノや同じ品番の資材が重複して違う棚に置かれているといった「目安」の管理状況でした。

スマートマットの運用法について

―眞柄様― 今回、当社では150台のスマートマットクラウドを導入いたしました。導入場所は、上記の施設中央の4つの棚で対象品目は約150品目となっています。

導入後の運用法については、3つSTEPを考えています。

導入STEP①は、スマートマットを利用して、使用頻度が高いとされる150品目が毎月どのくらいの量動いていて、本当に全てしっかり稼働しているかどうかの見極めです。もう1つは、スマートマットを設置する際に整理整頓を行う事ができました。棚割りを行う際に、素材や商品群などで4つの棚に再配置し、分かり易くすっきりと整理されました。

STEP②とSTEP③については、今後の展望なので次で述べていきます。

資材の形状や素材で棚別に配置替えを設定。スマートマットで整理整頓に成功!

今後の展望などについて教えてください

―眞柄様― 導入STEP②は、自動発注機能の活用です。現在は、現場から発注要望のあったモノを発注している形ですが、スマートマットが発注まで行ってくれるならば是非活用していきたいと思っています。現在推進しているSTEP①の稼働状況の見極めを終えたら、STEP②に進めていきたいと考えています。ただ、そこに到達するまでには、当社側でももう少し管理設備を変えていかなければならないのと、主に「モノタロウ」や「MISUMI」から資材を仕入れることが多いのですが、スマートマットとのデータ連携が出来るようになってくると大きく前進していくと思われます。(ユーザーからの声があると実装される事もあるとのことなので期待しています)

導入STEP③では、在庫の圧縮です。これは、STEP②との連動になってくるかもしれませんが、必要在庫が回転率から割り出すことができますので、実現可能と思っています。いずれにせよデータをしっかり溜めて、順を追って工場内のDX化を推進していきますので、スマートマットクラウドを大いに活用させてもらいたいと思っています。

眞柄様、インタビューをお応えいただきまして誠に有難うございました。
今回導入頂きました「昭栄製作所大井工場」様では積極的に様々な設備を導入されており働く従業員の皆様が安全快適に業務に注力できる環境作りを推進されていまして、弊社も参考にさせていただく箇所がいくつもあります。
今後共、より良いサービスが継続できるよう当社からも精一杯フォローさせていただきます。

株式会社昭栄製作所様の公式HPはこちらから!!